2011年7月16日(土)にアップルストア銀座にて「教えて、羽生先生!iPhone/iPadで楽しむ将棋の色々」というイベントが開催されました。

開演前のモニター

アイデス株式会社中井範光社長
「本日は、お忙しい中また酷暑の中わたくしどものイベントにお越しくださいましてありがとうございます。将棋総合アプリ「i羽生将棋」のパブリッシャーでありますアイデスの中井と申します。どうぞよろしくお願いします」
日本将棋連盟モバイル編集長でもあります遠山雄亮五段
「みなさんこんにちは。日本将棋連盟棋士の遠山です。今日は、暑い中お集まり頂きましてありがとうございます。今回、アイデス様とアップルストアでやらせて頂きまして、日本将棋連盟としては大変感謝しております。ありがとうございます」

「わたくし、将棋連盟モバイルということろで、編集長をやっております。あまり知らない方のために、最初にデモをやってみたいと思います」

遠山五段「左側がトップページで、本日の対局というのを選ぶとリアルタイムで中継を楽しむことができます」
「右側は『羽生-広瀬戦』という対局で先週の水曜日に行われた対局で、リアルタイムでわかるというのが特徴となっております」
「ちなみに『日本将棋連盟ライブ中継』というのがアプリ名なんですが展開している事業としては『日本将棋連盟モバイル』という名前で展開しております。iPhoneでは今のところ中継専門ですので『ライブ中継』としてやっているということです」

今日は中継がないので、このイベントのために「第24期竜王戦1組羽生善治-郷田真隆」が用意されました。
(ですので、この事情を知らない人は『アレッ?』と思われた方もいらっしゃったと思います)
棋譜だけではなく、差し手についてのコメントも記載されています
ライブ中継と言っても現局面だけの表示ではなく、差し手を初手から遡って見ていくことができます

リアルタイムで棋譜中継をしているだけでなく、中継ブログもあります

対局中の写真などもあります
遠山五段「今日は、羽生二冠にリアルタイム中継の話とi羽生将棋の話とiPhone、iPadで将棋を楽しむという話を色んなことを聞きながら皆さんに楽しみ方を知っていただこうという企画となっております」
「そろそろ、主役を呼んでみたいと思うのですが、よろしいでしょうか?」

羽生善治二冠登場
「どうもみなさんこんばんは。本当にたくさんの方に来て頂きましてありがとうございます。よろしくお願いします」

遠山五段「よろしくお願いします。今日もお疲れのところ、最近は対局を多く指されているようで大変だとは思いますが、皆さんと一緒に楽しんで行きたいと思います」

教育としての将棋に注目が!
授業や課外活動に将棋を取り入れる学校が急増している
保護者のイメージがとても良い
子供向けの初心者本の出版ペースUP
遠山五段「色々な話を羽生二冠に伺っていきたいのですが、まずは将棋のブームが来ているんじゃないかということで、将棋の自己紹介をしていきたいと思います」
遠山五段「私ですね、近所の小学校に2か月に1回ぐらい教えに行くんですね。保護者の方の反応がすごくいいんですね『将棋をやると頭が良くなるし、ぜひウチの子にも習わせたい』とか言って頂くことが多くて、
私が子供の頃はあまりイメージが良くなかったんです。羽生さんはいかがでしたか?」

羽生二冠「ウチの両親はルールを知っているくらいで、ほとんどよくわからなかったので、イメージも良いとか悪いとかも知らなかったということじゃないですか」
遠山五段「何も知らないという感じですか。何が言いたかったかといいますと、
イメージが良くなったというのは羽生さんの影響が大きいのではないかと私は思うのですけれども、羽生さんが七冠になられた頃の方々がお母さんになっているくらいの年齢だと思うので」
羽生二冠「どうなんでしょうかね。イメージというのはあくまでもイメージなので、なかなか実態として捉えるのは難しいんですけれども、将棋を指すことによって頭が良くなるとか集中力が身につくとか落ち着きを持たせるとか、子供の将棋教室でも将棋の実力をつけることよりも他の効果を期待して連れて来ているという親御さんも多いですよね」

遠山五段「子供向けの初心者本の出版が最近増えているという話がありまして、実際に本屋さんに行ってみても本が増えているかなと思うのですが、羽生さんも実感として何かありますか?」
羽生二冠「直接、初心者向けの本を書くということは少ないのですが、『推薦をお願いします』とか『帯の言葉をお願いします』とかの依頼をされることがあって、ここ3年4年は非常に件数が増えているんですね。たくさんの出版社が初心者向けの本を出しているというのは、当然ながらそれを買いたいと思う人がいないとそういう企画が持ち上がらないので、まだ始めてなくても興味とか関心を持っているという人たちがかなりいるんじゃないかなぁというのが体感としてあります」
遠山五段「出版社も需要があると見込んでいるから作っているわけですもんね」
羽生二冠「そうですね」

漫画界も将棋に注目!
遠山五段「マンガも将棋をモチーフにしたのが増えていまして、
『3月のライオン』や
『ハチワンダイバー』など最近将棋マンガが増えています」
遠山五段「『3月のライオン』は
『ハチミツとクローバー』を描いた羽海野チカさんという先生が描かれていて、羽海野先生は将棋がホント好きで、この前名人戦も観戦されたという話も」
他には
「王狩」、
「ひらけ駒!」などの将棋マンガも連載されています

羽生二冠「そうですね。観戦に来られていて、色紙も描いてくださってチャリティーオークションに出品されていました」

遠山五段「羽生二冠が小さい頃に読んだ将棋マンガがあれば教えて頂ければと思うのですが」
羽生二冠「私は、子供の頃は『5五の龍』という、つのだじろうさんが描かれたのは小学校4、5年生ぐらいの頃に連載されていて、それを読んでいたというのがありますね」
遠山五段「私も実は小さい頃読んでいた将棋マンガは『5五の龍』なんですね」
羽生二冠「えっ!? あっそう?」
遠山五段「ええ。羽生さんとだと年齢が違うんですが」
羽生二冠「そうですよね」
遠山五段「『5五の龍』というのはバイブルだったということなんでしょうね」
羽生二冠「あー、まぁ将棋マンガのパイオニアっていうか、それより前というのはあまりなかったのでしょうね。あと、マンガそのものがマイナーなジャンルのものを取り上げるようになってきたのは最近のことなので、当時としては結構思い切ったんだと思います」
part2に続く
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