2011年6月8日に東京・将棋会館にて第69期名人戦第6局の大盤解説会が行われました。
第6局の対局が行われている場所は山形県天童市の「天童ホテル」で、立会人が島朗九段、対局者が羽生善治名人、森内俊之九段ということで、大盤解説会場は各地で開催されましたが、ここは当然、伝説の「島研」メンバーの1人である佐藤康光九段が解説をする連盟に行きました。
佐藤康光九段
室谷由紀女流初段
佐藤康光九段「それでは、これから解説会を始めたいと思います」
室谷由紀女流初段「よろしくお願いします」
佐藤九段「室谷さんは、東京での解説は初めてですか?」
室谷女流初段「東京での解説会は2回目です」
佐藤九段「2回目ですか」
室谷女流初段
「ここではないんですけど、リコー杯のときに飛び入りで出させて頂いて」
佐藤九段「そうですか」
ちなみに、その東京での初解説の「リコー杯」も当ブログにてレポートしております。
室谷女流初段に「ブログ見てます」と言って頂いたので「この前のリコー杯も載せましたよ」と言ったら「それも見ました」とのこと。ありがとうございます☆
支部のことも知っていたみたいで、さすが「ツイッター支部」の師範である片上大輔六段の妹弟子だけありますね。
ぜひぜひ、
「ツ部会」にもお越しください・・・って、東京に来て頂くのは難しいかぁ
佐藤九段「早速並べてみましょうかね」
室谷女流初段「はい。羽生名人が先手ですね」
佐藤九段「はい。羽生名人が先手で7六歩と突きました」
あれっ!?
『なんかおかしい』って気づいた方もいらっしゃると思います・・・
一段下で駒を動かしています
しばらくして、やはりやりづらいと感じて、佐藤康光九段が壇上に登り、室谷さんも登ろうとすると・・・
室谷女流初段
「頭大丈夫ですかね?」
「えっ!? 僕より身長高いですか?」と言って、いったん降りようとする佐藤九段の行動に、会場大爆笑!
佐藤九段「普通はこっちで解説するんですか?」
室谷女流初段「普通こっちなんですか」
佐藤九段
「僕もよく知らないんですけど」で、会場大爆笑!
室谷女流初段「第4局とまったく一緒ですね」
佐藤九段「かなりの所まで定跡が整備されていて、ある程度先手に主導権があるということで好まれているんでしょうね。反面、途中までまったく同じ将棋になってしまうので、私なんかだとたまに変えたくなってしまうんですけど・・・
やっぱり、そういうことしちゃいけないんでしょうね」で、会場大爆笑!
佐藤九段「4六銀、3七桂の将棋は歴史が古くて、大山升田戦とかでもある将棋なんですよね。有名なところでは加藤一二三先生が名人を獲った名人戦もこの将棋で、僕がプロになる前のときなんですね。
四半世紀ぐらい・・・四半世紀だと僕ちょっと年齢サバ読んでしまいますね」で、会場大爆笑!
佐藤九段「30年弱ぐらいですかね」
佐藤九段「昭和57年でしたかね。加藤先生がよくこの話をしてますよね。僕覚えましたけどね。
『昭和57年の7月31日の午後9時2分!』って」で、会場大爆笑!
佐藤九段「こういう将棋も難しいんですよ実は。最近でも結構出てるぐらいなんですよ」
室谷女流初段
「見たことあります」
佐藤九段
「見たことありますか? 誰と誰の将棋で見たことありますか?」
室谷女流初段
「具体的にと言われるとわからないんですけど」
佐藤九段「あっ、そうなんですか。
この将棋ね僕が名人獲った時の将棋だったんです!」で、会場大爆笑!
佐藤九段
「その答えをちょっと期待したんですけど!」で、会場大爆笑!
part2に続く
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