2011年6月5日(日)に、千駄ヶ谷を将棋のまちにプロジェクト「伝統文化見学ツアー」が開催されました。
集合場所は東京・将棋会館の玄関
及川拓馬四段、藤倉勇樹四段、高野秀行六段
最初は鳩森八幡神社境内にある将棋堂の見学
今回は特別に将棋堂が開いている状態で見せていただくことが出来ました。
大駒をアップで!
将棋会館に戻り、4階の特別対局室にて将棋講座
後ほど、この盤にて指し初め式の疑似体験ができるそうです
高野秀行六段
藤倉勇樹四段
及川拓馬四段
駒の説明
まずは、『彫駒』
彫った文字の部分に漆を塗った駒です。
続いて、『彫埋駒』(右側)
こちらは掘った部分に漆を入れていき、表面と同じ高さまで埋め込んだ駒です。
この2つは高野六段が以前、1階の売店で購入した駒だそうです。
高野六段「駒を『椿油で磨くと良い』という話がありますが、それはウソです。まだらになってしまうので、使わないほうがいいです。対局で使った後、柔らかい布で軽く拭いてあげるほうがいいです」
最後に、『盛上駒』
プロの対局では、『盛上駒』が使用されます。
『彫埋駒』よりさらに漆を盛り上げて作った駒です。
この駒も高野六段の私物です。
高野六段「駒の大きさには規定は無いです。マスの大きさに入ればいいです」
高野六段「天童の駒は書駒が多いです。これは東京の文化です。この駒は黄楊(ツゲ)という木を使っているのですけれども、これも東京でとれます」
高野六段「さぁ、及川先生どこでとれますか? 午前中言いましたよ~」
及川四段「東京ですよね・・・御蔵島(みくらじま)」
高野六段「そう、伊豆諸島の御蔵島で黄楊というのがとれます」
後編に続く
トップページへ