第60期王将戦七番勝負【久保利明王将-豊島将之六段】(主催:スポーツニッポン新聞社・毎日新聞社)第5局の大盤解説会が将棋会館で行われましたので、レポートをします。
解説用大盤
『将棋界のデンジャラスK』こと(と言っても他に言っている人はいませんが)久保利明王将が3-1と防衛まであと1勝とした一戦です。
開始5分前に入室する加藤九段
棋譜用紙を入念にチェックしています。
アップで!
開始時刻までの間、一瞬も目を離さずにずっとこのまま棋譜用紙を見ていました。
開始時刻になりました
「お願いします。今期の王将戦ですけれども、第60期王将戦ということで、徳島県での第1局は歴代の王将が集まりまして、イベントがありまして出席してきました」
「第1局はシスティーナ礼拝堂を再現された絵の真横で行われました」
「静岡の掛川で行われた第2局はわたくしが立会を務めました」
「今期の王将戦はとても縁が深いです」
「ちなみに、わたくしは王将戦で故大山名人とは4回戦って4連敗です。王将を獲得したのは中原王将に勝って王将になってます」
「私と大山名人と戦った時の将棋は、居飛車対振り飛車でほとんどが振り飛車側が角道を止めた将棋だったんです。ところが、ここ数年間飛車を振る棋士はほとんど角道を止めません」
「わたくしも、若手の棋士と戦いますけれども角道を止めてくれませんのでですね、
若干とまどっております」
「今回の王将戦も角道を止めない急戦になっていまして・・・
さっそく本論に行きます」
「場所は箱根のホテル花月園で第5局が行われています。わたくしもタイトル戦を戦っておりまして、
全国に行きましたけれどもホテル花月園で戦っておりますけれども、面白いことに一度も勝っておりません。よくて引き分け」
「ちなみに、一度も勝ってない地方があります。理由はわかりませんが、北海道です。まったく理由はありません。よく勝った地区で言いますと、名古屋地区。中京地区ではだいたい勝率9割。理由はよくわかりませんが、なにやらよく勝ちます」
「
で、本論に行きまして・・・まず豊島六段の先手で2六歩ですね」
と、解説が始まりました。
対局中だけでなく、解説中も
ズボンをグイッと上げます
ギリギリまで上げて
手を離しました☆
part2に続く
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