12:30
「羽生名人トークショー」の開始時刻となりました
山田久美女流三段「どうも改めまして、あけましておめでとうございます」
羽生善治名人・矢内理絵子女流四段「おめでとうございます」
山田女流三段「今年もよろしくお願い致します」
羽生名人・矢内女流四段「よろしくお願い致します」
山田女流三段「何にもテーマが決まってないトークショーということで・・・」
羽生名人
「とりあえず座りますか?」で、会場に笑いが!
山田女流三段「進行役とかも決まってないんですよね」
羽生名人「まぁ、でもヤマダ電機さん主催なので、山田さんがお願いします。地元でもありますし」
矢内理絵子女流四段「そうですね。羽生先生がそうおっしゃるのなら」
山田女流三段「羽生名人はお正月はどのように過ごされました?」
羽生名人「年末年始は旅行に行っていたので、結構のんびりしていましたね」
山田女流三段「矢内さんはどのような年末年始を過ごされました?」
矢内理絵子女流四段「まず、年末は一生懸命年賀状を書き、紅白歌合戦を観て、お正月はNHKの将棋の番組を観て、で、昨日初詣に行ってきました」
山田女流三段「どこに行ったんですか?」
矢内理絵子女流四段
「鎌倉の・・・なんとか八幡宮」
羽生名人
「鶴岡八幡宮ですか?」で、会場に笑いが!
山田女流三段「昨日行ったんですよね?」
羽生名人
「なんとか八幡宮ってそんな大雑把な!」
矢内理絵子女流四段
「友だちにチョイスを任せていたので」
羽生名人「では、山田さんも」
山田女流三段「私は・・・何してたんだっけ?」
羽生名人「のんびりしてましたか?」
山田女流三段「いや、年末は色々と忙しかったような。年賀状を作ったりだとか、年始も親戚のお家に行ったり、昨日は実家に行きました」
山田女流三段「皆さんが一番聞きたいことを聞いて欲しいですよね」
羽生名人「じゃ、質問してもらいますか?」
山田女流三段「結構時間あるんですよ。だからある程度喋ってからのほうがいいですね」
羽生名人「あっ、なるほど。そうしますか」
山田女流三段「羽生名人は将棋を覚えたのは何歳ですか?」
羽生名人「覚えたのは、一年生の時なので6歳ですね。同級生に将棋ができる友だちがいて、最初はまわり将棋とかはさみ将棋とかそういうのから始めていったんですね。二年生の夏休みになって地元の将棋大会が開かれてそこに参加してからは、毎週一回道場に通うようになったというところから始まったんです」
山田女流三段「あっと言う間に強くなったんですか?」
羽生名人「いや、そうでもないです。一番最初に道場に行ったときにですね。私はあまりに弱かったので、15級からのスタートでした。15級というとですね。8級とか7級の人に飛車角桂香落ちぐらいでやっといい勝負というところだったので、
恐ろしく弱かったと思います」
山田女流三段
「恐ろしく弱い人が、恐ろしく強くなったという」
矢内理絵子女流四段「そうですねぇ。羽生名人が一番最初に手にした将棋の本というのは何だったんですか?」
羽生名人「一番最初に読んだ本は、大山十五世名人が書かれた『親と子の将棋教室』っていう・・・」
山田女流三段「一緒です私」
羽生名人
「世代近いですもんね」
山田女流三段
「ちょっと私のほうがお姉さんですけどね」
羽生名人「その本はルールと簡単に囲い方の説明と戦法と定跡が書かれた本ですね」
part6に続く
トップページへ