21:00
羽生名人残り時間15分
117手目▲3三歩に会場から「行ったよー」の声
129手目▲1七桂を見て
勝又教授「(後手は)大阪行くためには詰めろをかけなければいけない」
131手目▲3三歩を見て
里見女流二冠「羽生マジックですか?」
21:30
19:00の休憩明けから2時間半喋りっぱなしのお2人にミネラルウォーターが届けられました
里見女流二冠にイスが用意
しかし、イスには座らずイスの上にはペットボトルを置きました。
145手目▲3三角成
この手で三浦玉は受け無しに。
三浦挑戦者は羽生玉を詰ましに行くしか無くなる。
果たして詰むや詰まざるや。
勝又教授と里見女流二冠のお2人で何度も詰み筋を検討するも、いずれもギリギリで羽生玉寄らず。
勝又教授「ここにいる人の何割かは、『詰んでくれ』って思ってますよね。名人戦もっと見たいですよね。詰まなくても、詰んでくれと」
名人戦をもっと見たいと思って応援している人も多いと思いますが、里見女流二冠の幾たびもの「大阪行きたい」発言により、会場内では三浦挑戦者寄りになっている人が多くなっていると思われます。
146手目△7四銀▲同玉△8二桂▲8五玉
「引いちゃった」と会場内に落胆の声が漏れる。
(玉を引かずに上に行くと頓死筋(とんしすじ)があるため)
21:45
151手目▲9六玉
勝又教授「キレイに詰まないようにできてますね」で会場内に笑いが。もう笑うしかないようです。
21:50
勝又教授が羽生名人が過去に頓死した2局を紹介
まずは、3手頓死
そして、1手頓死
もう羽生名人が間違えるしか大阪に行くことは無い状態です。
21:53
163手目▲7六玉
この手を見て三浦挑戦者が投了
会場内は拍手に包まれました。
最後に里見女流二冠の挨拶で解説会も終わりへ
「3局横歩取りが続いて、三浦先生の研究に羽生先生が立ち向かうのが、さすがに羽生名人だなぁと思いました」
深くお辞儀をして「ありがとうございました」
里見香奈女流二冠の次の対局棋聖戦で勝って、なこかつニュースになってくれることを期待しております。
マイクを返して終了
メインスクリーンの両脇にある「棋譜中継画面」
対局が行なわれた福岡県の「城南クラブ」と少し離れた九州電力のビルで行なわれた大盤解説会ではBS中継映像と同じ映像がBSの放送時間以外もずっと映っていたようです。
これは羨ましいですね。BS2でもせめて、2日目の夕食休憩後~終局まで生放送して欲しいです。
もしくは、他の大盤解説会場でも生中継を行なって欲しいです。
(欲を言えば、俯瞰からの盤面の映像と横からの対局者の映像をUstream等で生中継して頂けたらありがたいです。この場合解説無しでも構いません)
4局で終わり、大阪へとは続きませんでしたが、どの対局もとても楽しませて頂きありがとうございました。
しかし、せっかく封じ手の練習までしたんですから、三浦挑戦者の封じ手を一度は見たかったですね。
第4局のBS中継の解説者は、その封じ手の練習相手の杉本昌隆七段(森内俊之九段から変更)だったので、封じ手をするのを見られると思ったのですが、残念です。
名人戦第4局からわずか4日後に
「大和証券杯最強戦」で、同一カードが組まれました。
早指し戦ですが、持ち時間が長い名人戦に負けず劣らず大熱戦で特に終盤戦が見応えありました。
次回は、「第4期マイナビ女子オープン予選抽選会」のレポートを掲載する予定です。
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