「久保棋王。唯一の振り飛車党のタイトルホルダーです。棋風は切れ味が鋭いのですが、同時に粘りも非常にあります。人柄は飾らない人柄です」
「佐藤康光王将。実はですね昨日王将戦第5局があって、そこで久保王将を破って佐藤康光王将になったんですね。ということで、今日の朝慌ててこれを作ったんですね。非常に乱打戦を得意としている棋士で、将棋は破天荒なんですが、正確は非常にマジメな方で情熱的な一面を持っていらっしゃいます」
「一方、女流棋界はどうなっているかと言いますと、里見さんが三冠、上田さん、加藤さん、甲斐さんがそれぞれ一冠を分け合っている状態です」
「里見女流三冠。今ハタチです。非常に才能溢れる里見さんで、彼女が高校生の時に対戦した時がありまして、こんなに強い高校生がいるのかと思うぐらい強くて、かなり負けそうで冷や汗をかいた思い出もあります」
「加藤女流王座。ちなみに、昨日17歳になったそうです。彼女は女流棋士ではないんですね。棋士のほうを目指しておりまして、特例で女流の棋戦に出てくださいというスポンサーが現れて、出たところ破竹の勢いでタイトルまで獲ってしまいました」
「上田女王。23歳なんですが、なかなかの苦労人です。インターネット上でも非常に活動しておりまして、
ブログとか
ツイッターでも面白いことを書いております」
「甲斐女流王位。彼女はタイトル保持者の中では一番上ですが、それでも28歳で若いですね。で、女流棋士は攻め将棋の方が多いのですが、彼女は珍しく渋い棋風で受け将棋ですね。またちょっとほんわかした感じといいますか、作家さんの雰囲気と書きましたけれども、普通の28歳の女の子という感じではなく、喋りとかも面白いのでもうちょっと表に出てきて欲しいなと思います」
「スターを先取りということで、若手の人たちの話をしたいと思います。男性では広瀬七段昨日の順位戦で全勝で昇級を決めたんですけれども、20代にして元タイトルホルダーで、渡辺竜王の次はこの広瀬七段ではないかと言われています。一方、関西所属で豊島六段。タイトルに挑戦したことがありまして、これからの活躍が期待されます」
「最後に女流では長谷川さんというのが、彗星のように現れたニューヒロインなんですけれども、勝率10割、1敗もしまいままタイトルに挑戦してしまいました。これからタイトル戦が始まって、これからタイトルが獲れるかどうかというのが非常に注目されております」
「ここからは、解説ということで、将棋の中身はちょっと難しいという方でも楽しめるように解説して行こうと思います。まずは棋王戦第2局というのを取り上げてみます。久保棋王と郷田挑戦者の対局です。この対局はパソコンで無料で楽しむことが可能となっております」
「
日本将棋連盟のホームページに
『棋王戦中継サイト』というのがありまして、これを見ていただくと」
「このように
棋王戦の棋譜中継が出てきます」
「
『棋王戦中継plus』というので写真が見られます。なぜこの対局を取り上げたかと言いますと、イケメンのお二人なので写真で見ても面白いかなと思いました」
遠山五段による棋王戦第2局の解説
part3に続く
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