2011年9月3日(土)に、第19回富士通杯達人戦(非公式戦。主催・
週刊朝日 協賛・
富士通)決勝戦が「朝日ホールマリオン」にて開催されました。
なお、この決勝戦はニコニコ生放送でも中継されましたし、
達人戦中継ブログもありますので、簡単なレポートとさせて頂きます
会場の様子
日本将棋連盟米長邦雄会長による挨拶
「皆さんこんにちは、ようこそおいでくださいました」
「達人戦は40歳以上と年齢が決まっておりまして、これも富士通さんのおかげで19期になるんですね。富士通と言う会社はいい会社ですね」
「来年は20期、20期を記念すべき年には面白い企画をとも考えておるのですけれども、いずれにしましてもそれはですね、週刊朝日がですね、達人戦をやることによって売り上げが伸びてるかということなんですね。それにかかってるんですね。どうか皆さん、今日の感動をまた紙面でじっくりと噛みしめて頂ければと思います。今日は1日楽しんでいってください。今日はおいでくださいましてありがとうございました」
解説の森けい二九段
聞き手の上田初美女王
森九段「今日の決勝のお二人は、佐藤さんは昨年優勝してますしね、羽生さんはタイトル2つ持っててね、タイトル戦と少しも違わない対戦ですよね。タイトル戦に出るようなお二人がホントは達人戦に出ちゃいけないと思うんですよね、私の優勝の可能性が減るからね」
司会「どんな展開になると思われますか?」
上田女王「私がこのお二方の将棋を予想すると言うのは非常に僭越なんですけれども、一言で言うと予想がつかないという言葉に尽きると思うんですね。後手番の方がゴキゲン中飛車にする可能性もありますし、その他の戦型を選ぶ可能性もありますので、お二人ともにこの空気を見て戦型を決めるのではないかと思います」
羽生善治二冠(達人戦当日)の入場
マイクを受け取って
まずは羽生二冠から挨拶
司会「羽生二冠、初出場の達人戦ということになりました。このステージにお立ちになってこの雰囲気いかがですか?」
羽生二冠「達人戦の棋戦はあるというのは知っていたんですけれども、会場に来たのは今回初めてで、こういう雰囲気でやっていたんですね」
司会「今回、解説の先生方はどんな展開になるか予想がつかないとおっしゃっていましたが、こっそりこんな戦法で行こうというのは先におっしゃって頂くのは無理でございますか?」
羽生二冠「さっき、森先生のお話を袖で聞いていたんですけれども、横に佐藤さんがいるので、言って影響を与えてしまうのもアレなんで、
まぁ、でもどっちにしろすぐにわかりますから」で、会場大爆笑!
後ろにいる上田女王も笑っています
司会「昨年初出場、初優勝ということは達人戦は無敗でここまで来られていると」
佐藤九段「昨年初めて出させて頂きまして、今年も今のところ決勝まで来させて頂いているので」
司会「連続優勝のために何かゲンを担いで来られたのはありますか?」
佐藤九段「特にないですね。
『優勝できますように』と神頼みはしましたけれども、実力で勝たないといけないわけですから、自分自身の全力の力を出しきれるように頑張りたいなと思います」
挨拶を終え一礼する両対局者
part2に続く
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