2011年6月10日に第82期棋聖戦第1局前夜祭が三井ガーデンホテル柏にて開催されました。
メインステージ
羽生善治棋聖と挑戦者の深浦康市九段が登場されました
中川大輔八段による挨拶
子供たちとの記念撮影
まずは、キリッ!バージョン
そして、笑顔バージョン
続いて、決意表明
深浦康市九段「去年、棋聖戦挑戦者にならせて頂いて、残念ながら3連敗してしまいました。その第4局の場所が柏でした。私も石田先生に『素晴らしい場所ですから、ぜひ来てください』と檄を飛ばされていたのですが、残念ながら来ることができませんでした。今期の1局目で柏対局があると聞きまして、それを目標に頑張ってきました。明日、柏で対局できることを嬉しく思っています。チャンスを頂きました主催紙の産経新聞社様、また柏市の皆様にも厚く御礼申し上げます」
「素晴らしい環境の中で棋聖戦第1局を迎えられるのを嬉しく思います。精一杯頑張りたいと思っています」
-深浦九段にいくつかご質問をさせて頂きます
-明日に対局向けて秘策はありますか?
-羽生棋聖に対してのご印象をお聞かせ願えればと思います
深浦九段「昨年3連敗してしまったので、できなかった作戦をぶつけていきたいと思います」
深浦九段「羽生棋聖の印象ですけれども、先日名人戦戦っておられまして、今日顔を拝見しましたら、思いのほか元気で、思い切ってぶつかれるなと思いました」
それを聞いて少し表情を崩した羽生棋聖
羽生棋聖「大勢の方にご来場頂き柏市・東葛支部の将棋に対する深い愛情をヒシヒシと感じました。柏に来るのは10数年ぶり、この会場で将棋の催しものに参加した記憶があります。明日はタイトル戦ということで、その時とは気持ちは違います。先ほど『旧吉田家住宅』の対局場を見させて頂きました。非常に広い場所ですね。どこまでが敷地なのかわからないです」
羽生棋聖「庭を歩いて思ったのですが、土が軟らかかったんですね。普段はアスファルトの道を歩いているのですが、こうした軟らかい土の上を歩くのは気持ちのよいものだなと感じました。こちらは柏市は皆さんご存知の通り、石田先生が長きに渡って住まれて、普及をされて、ちょうど先日、弟子である門倉さんが四段に昇段されて、あわせたかのように棋聖戦も行われると。非常にタイミングもよかったのではないかと思います。先ほど聞いていまして質問されそうなので先に答えておきます」
羽生棋聖「作戦的なことは振り駒が明日行われるので、まだ先後がわかっていないので、それによってまった違うということです。えー、深浦さんについてですが・・・非常に最新の将棋にも詳しい、また中盤・終盤も切れ味がある。最初から最後まで気の抜けない相手だと思います。地元の皆さんに大変素晴らしい環境を整えて頂きましたので、その期待に応えられるようにしたいと思います」
-ありがとうございました。質問を先に答えて頂きまして。せっかくですのでひとつだけ質問をさせていただきます。
-今週は、名人戦を戦っておられて、見事勝利を収めました。そして、翌週の月曜には王位戦挑戦者決定戦と重要な対局が目白押しですが、健康管理はどのようにされているのでしょうか?
羽生棋聖「特別に気を遣っていることはないです。無理しても後で反動が来ますので、普通に過ごすようにしています。棋士の場合はスケジュールが近くならないと分からないということがあるので、その都度その都度に合わせて適当に、はい」
part2に続く
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