司会「オススメの棋士を挙げるとしたらどなたですか?」
阿久津主税七段
「女流だったら、もちろん上田さんが」
「男性棋士で一番オススメなのは糸谷哲郎くんですね」
司会「上田さんは?」
上田初美女王
「オススメといったらもちろん、阿久津さん」
「さきほど、糸谷さんの名前が出たんですけども、私は糸谷さんと同い年なんですね。関東にももう一人同い年の方がいまして・・・佐藤天彦くん。
服装が個性的なんですね」
お客さんから質問を受け付けるコーナーになりました。
一応、質問を用意しておいたほうがいいと思ったので、少し前にtwitterで質問を受け付けたら短い間だったにもかかわらず質問をしていただいた方がいらっしゃいました。
しかも、最初に質問を送ってきてくださったのが
「鰻支部」の支部長鰻王さんでした!
ということで、代わりに質問をお二人にぶつけてみました。
鰻支部支部長の鰻王さんから頂いた質問
-「まずは、阿久津七段に質問です。子供のときに1年でアマ5段まで棋力が上がったそうですが、どういう勉強法が一番効果がありましたか?」
阿久津七段「初段ぐらいの時から1年で5段ぐらい行ったんですけど、1日中将棋指してましたね。小学生の5年から6年ぐらいの時でしたね。1年のうち300日ぐらいは毎日将棋指してました。1番の勉強は、本をよく読んでそれを実戦で試すというのを繰り返すというのがいいのですが、大人の人にはそんな生活は難しいですからね」
-「今日twitterで上田さんに鰻王さんから詰将棋の問題を出題されましたが、その手ごたえはいかがでしたか?」
上田女王
「後で直接本人に伝えます(笑)」
司会「詰将棋というのは、いかがですか?」
上田女王「師匠が伊藤果でして、詰将棋に重点を置いている人なので一応それなりに解いてはいます。詰将棋は正解が用意されているので、当たると次々と進んでいけるので、そういった形でみなさんもやられてみてはいかがでしょうか」
司会「次の一手とかで
『これにて良し!』と書かれていても、本当に良いのかわからない時がありますよね?」
阿久津七「そういうことありますよね。これにて良しの局面は本当にいい加減なんですよね。プロがやってもいい勝負みたいな局面で
『これにて良し!』と書かれていたりしますからね」
続いて、ぜいらむたんから頂いた質問
-「狙っているタイトルは何ですか?」
阿久津七段「名人というタイトルは、一番名前的に子供の頃からあこがれはありますね。あと、NHK杯は目立つから頑張りたいとかありますけど、どの棋戦を狙おうというのは、狙って獲れるものではないですから、全部狙っていくうちに何かが当たるかなみたいな」
上田女王「今回女王を獲れたというのも女王を狙って獲ろうと思って勝ち上がっていけたわけではありませんですので」
阿久津七段
「狙って勝てたら、もっと獲れてるもんね」
上田女王
「そうですね。まぁ、でも今期から『リコー杯女流王座戦』が新しく行われるので、初代というのはいいじゃないですか。初代女流王座を目指して頑張りたいと思います」
ここからは別の方の質問です
-「研究会は入っていますか?」
阿久津七段「研究会はボクはほとんどやらないですね。自分で考えるほうが多くて、森内九段とは不定期なんですけど、年に数回将棋を指す機会があるんですけど、それくらいですかね」
司会「女流の世界はどうなんですか?男性棋士と混じってやる場合もあるんですか?」
上田女王「そうですね。男性棋士とか奨励会員と一緒に参加させて頂くケースが多いと思います。去年からは連盟主催として週に1回研究会を開いているので、関東所属の女流はそこに参加している人が多いですね」
などなど・・・トークショーは現場にいた人だけのオフレコ話も多くとても面白かったです☆
当然、当ブログに掲載していない面白い話はいっぱいありました!
トークショーが終わり、サイン会に!
著者ではないですが、特別に上田初美女王もサインをしてくれることになりました
「ちょうどサインを書くページがある」
阿久津七段にサインを頂く際に「あるお願い」をしたのですが、どうやら公開はあまり好ましくないようですので・・・ということで、非公開とさせて頂きます。
「女王」という肩書きでサインを書いたのは今回が初めてだそうです。
サイン会も終わり「ありがとうございました」ということで、『将棋のチカラ』刊行記念 阿久津主税の千駄木将棋教室が無事終了となりました!
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