羽生善治名人のトークショー
鈴木環那女流初段「それでは、お呼びいたしましょう。羽生名人よろしくお願い致します」
佐藤紳哉六段から付けられたであろう「婚活中」のリボンが☆
大きな拍手で迎えられました
鈴木女流初段「よろしくお願いします」
羽生善治名人「たくさんの方に来て頂いてありがたいですね」
鈴木女流初段「羽生名人効果という感じなんですが・・・」
羽生名人「いやいやいや、
鈴木環那さんをみんな見に来たんですよ」で、会場に笑いが!
鈴木女流初段
「笑いが起きているっていうことは『ちょっと違うよ』っていうことですよね」
鈴木女流初段「羽生名人に講演をして頂くのですが、持ち時間20分ほどとなっております。後ろのほうで聞いておりますので、よろしくお願い致します」
羽生名人「じゃあ、時間が迫ってきましたら
秒読み、お願いします」で、会場に笑いが!
「どうも皆さん、改めましてこんにちは」
「私もさかのぼる事30年ぐらい前は、夏休みになると各地の将棋まつりに行くのが、定番になっていました」
「子供の頃は八王子市という所に住んでいたんですが、関東近県ですと大体行っていましたね」
「当時は広島カープの野球帽をかぶっていたんですね。別に、広島カープのファンだからかぶっていたわけではなくて、たくさんの子供たちが参加する大会とかですと、どこに誰がいるかわからないということで、とりあえず赤い帽子をかぶっておけば見つけやすいだろうという理由でかぶって各地に行っていました」
「そういうところで良く顔を合わせていた、先崎さんとか、森内さんとか、郷田さんとか子供の頃からホントに長い年月将棋を指しているという事になります」
「佐藤康光さんは小学生時代は関西のほうにいまして、中学生になってから東京のほうに来たということになります。それでもかなり長い年数一緒に顔を合わせていたという事になりますね」
「この12回の将棋まつりの子供の大会に出ていた人が、この場所で席上対局をするということも全然夢のような話ではなくて、リアリティのある話だと思います」
「甲斐さんも、かつて八王子の将棋道場に通っていて、私も指導対局をした記憶があるんですが、ついこの間のような気もするんですが、あっという間に強くなって、あっという間に女流プロになって、そしてタイトルも獲ってしまったというところで、自分も年数を経たんだなぁということをしみじみと感じたりしています」
part8<完>に続く