本田小百合女流二段「じゃあ、気になる注目のこちら」で、会場に笑いが!
竹俣紅さんが指した△5五歩について「素晴らしいですね!」と褒める中村太地四段
この歩を▲同歩と取ると、△5六歩と打つ狙いと、3六馬の道を空けて先手の狙いの6三馬を消している手です
中村四段「歩を持っていれば、4四歩から詰め筋がたくさんあるんですけど、歩がないですからね」
本田女流二段
「初美ちゃんガンバレ!!」
△7六飛の王手に▲7七金と打った局面
ここで、後手の竹俣紅さんが放った手は・・・
△6六歩
中村四段「素晴らしい!」
先手は飛車を取ると詰まされてしまいます。
△6七桂成
まで142手にて竹俣紅さんの勝ちとなりました。
中村四段「素晴らしい指し回しでしたね」
本田女流初段「危ないところが無かったですね」
中村四段「少し悪かったのは序盤の一歩損のところだけでしたね」
本田女流初段「女流王将戦の予選でも北尾さんと山口さんを倒してますんで、それだけ倒したら、
女流初段ぐらいあげてもいいですよね」
確かにその通りだと思います。いきなり初段は無理だとしても、現時点で準優勝以上は確定しているので、特例で女流2級付出にしてもいいと思います。
優勝したら女流1級付出でもいいんじゃないでしょうか。
対局を終えた両対局者が入場。 鈴木環那女流初段
東急将棋まつりで観客から「明日はわが身」と言われてしまいましたが、その通りになってしまいました。
しかし、鈴木環那女流初段は先日「マイナビ女子オープン」の1回戦を勝たれたのでそちらでのご活躍を期待しております。
鈴木女流初段「最後までご観戦頂きましてありがとうございました。
申し訳ございません。中盤で致命的なミスをしてしまって、そこから紅ちゃん間違えないんですよね。最後まで粘ったんですけど、寄せられました。強いなぁと思いました」
竹俣紅さん「今日は週末のお休みの中、足をお運び頂いてありがとうございました」
ここで、会場から歓声と拍手が沸き起こりました。
「今日は、白瀧さんのお庭に行けるように一生懸命頑張って勝つことができたので、決勝戦でも恥ずかしい将棋を指さないように頑張りたいと思います。ありがとうございました」
会場には鈴木女流初段のファンも大勢いたと思いますが、このコメントで観客の心を一気に惹きつけたと思います。それぐらい素晴らしいご挨拶でした。
※お詫び 会場の左側はなぜかピントが合いづらかったです。申し訳ございません。
本田女流初段「どこで良くなったと思いました?」
竹俣紅さん「序盤で、4三金と上がるのがちょっと早くて、それで少し損をしてしまったんですけど中盤で良くなる事ができて、後は自分の力が発揮できたなと思いました」
本田女流初段「緊張はしました?」
竹俣紅さん「直前は緊張しましたけど、何回か指しているので、そこまで緊張というわけでは無かったです」
本田女流初段
「もう慣れてるそうですよ」で会場大爆笑!
鈴木女流初段「対局していてわかりました。
私の方が緊張してるなって」で会場大爆笑!
本田女流初段「プロのほうがプレッシャーかかりますよね。お二人とも、熱戦ありがとうございました」
本田女流初段「竹俣さん、ご挨拶まで立派でしたね。私もちゃんとしなきゃ!
じゃ、次行きましょうか」
part4<完>に続く